毛づや 漢方.jpg犬や猫の毛づやが良いと、健康そうに見えますよね。人間の髪の毛も容姿を決める大切な要素ですが、動物の毛はそれに勝る重要なポイントです。毛づやが良ければ、かわいくおしゃれで、品が良く見えてきます。よってトリミングと一緒に毛のケアをしたりするケースも多いようですね。
毛づやに関しては、基本的には健康であれば自ずとある程度の状態にはなると思います。動物にとって体毛は健康のバロメーターでもあるのです。よってホルモン異常をはじめとする体内の変調があると、毛づやは悪くなります。毛づやが急激に悪くなったなどの変調があった場合には、まずは動物病院で診察を受けると良いでしょう。
特に体調に問題は無いけど毛づやをもっと良くしたい、という場合には、多くの方がまずトリートメントなどを考えられると思います。もちろん外からのケアは重要で、ブラッシングなどの基本は行うと良いでしょう。
しかし、過度な干渉は毛に負担をかける場合もあります。先に述べたように、きれいな毛づやを出すための基本は健康な体からです。内と外からの対策を考えていきましょう。
食事に関してはバランスよく与えることが大事です。ペットフードにばかり頼ることも良くありませんし、好きな食事だけ与え続けることもどうかと思います。
また、漢方の理論でいえば、毛づやを決める大きな要素は「血」の状態です。「血」の質が良ければ自然と毛の質も良くなると考えます。よって、もっともっと毛づやを良くしたいと考えている方は「血」のケアを重点的に行うと良いでしょう。
具体的には「何首烏(かしゅう)」「女貞子(じょていし)」「旱蓮草(かんれんそう)」などの生薬が毛髪に有用とされます。商品としては「二至丹(にしたん)」などが候補に挙げられますが、やはりその子の体毛の状況に応じて決めていくべきです。漢方に詳しい専門家にしっかりと相談した上で、服用を決めましょう。