人間は自然の中で生きています。それに抗うことは出来ません。
これは中医学の理論の根底にもある考え方です。自然界には様々な「邪気」と呼ばれるものが存在します。その「邪気」に上手く対応することが、健康な生活の上で大変重要なこととされます。
さらには人間の中にも「宇宙」が存在するともされます。自然界は「大宇宙」と呼ばれるのに対し、人間の体の中には「小宇宙」があるとされます。人間の中にある「宇宙」では自然界と同じような現象が起こりますし、その原因は「大宇宙」からの影響であるとも考えるのです。
少し難しい話になりましたが、ポイントは人間の体は自然と共にあるということ。人工的な物質に囲まれている現代の生活ですが、緑の草木や海、川、湖、そしてキレイな空気との対話も必要なのです。
特に「春」は「木」の季節。「木」など植物が芽生え、草木が伸びゆく時期です。この時期は、自然との関わりがもっとも大切な季節とされます。出来るだけ外に出て、新鮮な空気を体いっぱいに取り入れて、花があれば摘み、草木の芽生えを見つければそれに触れ、小川を見れば水を手ですくってみましょう。こういった自然との触れ合いが春の養生法につながるのです。
自然と触れ合おう
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「目を休めよう!」