黒い食べ物といえば、何を思い浮かべますか?黒豆、海苔に昆布あたりがぱっと出てくるのではないでしょうか。ただそれほど多くはありませんよね。
実はこれら黒い食べ物は、基本的に体に良い物が多いのです。中医学で「黒」という色は、五臓の一つである「腎」と関係します。そしてこの「腎」は人間の「生命力」の源と言って良いほど大事な部分なのです。この「腎」が充実していれば、子供はすくすくと成長し、女性はいつまでも若々しく、男性はたくましく元気に過ごすことが出来ます。そして「腎」は生殖力とも関係が深く、「子宝」にも影響してくるのです。
このように大切な「腎」と同じグループである「黒」の食べ物は、「腎」のケアに役立ちます。前述の黒豆、海苔、昆布はもちろん、黒きくらげやわかめ、ひじき、黒ゴマ、近頃ブームの黒酢なども「腎」に良い食べ物となります。また完全な黒ではありませんが、クリやくるみ、なまこ、貝類(アサリやシジミなど)なども「腎」に良い食材です。
私もこの頃黒豆を毎日食べています。お正月料理というイメージが強いですが、日持ちしますし食卓にちょっと添えると子どもも喜んで食べてくれます。新聞によると料理研究家の土居勝さんの何十年も前のレシピが最近話題になっているそうですね。
ちなみに「腎」に作用する代表的な生薬である「地黄(じおう)」も真っ黒な色をしているのですよ。「杞菊地黄丸」という「腎」を補う薬は地黄を中心として8種類の生薬を練り固めたものですが、丸くて黒いお薬です。
黒いってホント素晴らしい!不妊や老化現象(白髪、薄毛、元気不足、腰痛など)でお悩みの方には特におススメですよ。
黒いって素晴らしい!
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