2024/05/10
日曜日に静岡中医薬研究会の定例会を兼ねた、WEBでの勉強会があり、参加しました。
今回のテーマは「腎」。
「腎」は中医学では生命の源の力を蓄えていると考えます。
言うなれば、命の根源。
よって、ほとんどすべての病気に「腎」は関わっていると言っても過言ではありません。
健康で長生きするためには、それほど大事な臓です。
今回の講義でもっとも印象に残った内容は、40歳は昔の常識では高齢者であり、「補腎」が必要であるということです。
「腎」は加齢とともに衰えるため、そのケアのために「補腎」をすると良いと考えます。
しかし教科書的には「補腎」は高齢者に必要なものであり、若い人には必要性は高くないと学びます。
ですが、確かに古代では40代は平均寿命よりも上であり、高齢者としてみなされていた可能性があります。
この観点から考えると40代では「補腎」を考慮すべきなのですよね。
もちろん不妊などでは今までも「補腎」を若い方にお勧めしてきましたが、他の症状や病気でも考慮していく必要があるなと感じた勉強会となりました。