不妊漢方妊娠例.jpg当店も、開店してからもうすぐ4年が経とうとしています。もちろん個々には記録を付けているのですが、統計的にまとめていないため詳細は不明とはいえ、不妊相談で来店された方は100名は軽く超えていると思われます。
そして授かった方も50人はいらっしゃるように感じます。
本年からようやくご報告を受けた方の記録を店内に掲示するようにしました。よって、本年は今のところ8名となっていて、この数字には間違いはありません。
この結果はもちろん満足できるものではなく、心情的には相談に来て頂いた方、全員に授かってもらいたいと願っています。しかし、現実的にはなかなか難しい状況の方もいらっしゃる中で、半数近い方からおめでたの便りを聞けたことは嬉しい限りです。
そして今は、漢方を服用して赤ちゃんを授かった方が出産を終え、二人目にチャレンジしている例も増えてきています。私の記憶では、二人目を妊娠中の方は1名いらっしゃるだけですが、今後どんどんと増えていくと思います。4年という月日を感じさせますね。
さて、それでは実際の最近の妊娠例を振り返ってみます。
1)35歳、流産1度
流産を機に来店。まずは身体のケアを中心に。胃腸が弱いため、まずはその強化を目指す。

帰脾湯」「補中益気湯」などを中心に服用

基本的にほぼ毎週お薬を調整し、その時の体調に合った漢方薬を服用。

約1年半後に体外受精を始める。

漢方薬は「晶三仙」の服用を増やし、周期療法的に1週ごとにお薬を微調整。
ご主人も「イーパオ」を中心に漢方服用。

2回目の体外受精で判定陽性。
婦宝当帰膠を服用して、体調を整えている
2)33歳(初回来店時29歳)
無排卵月経。4,5年前から生理不順。冷え、疲れ、生理痛強い。

婦宝当帰膠」服用し、冷えは改善。

お血が強いため「水快宝」併用。

多嚢胞性卵巣の診断。「プラセンタ」なども服用。
病院は時々休みを入れながら。

約2年後に体外受精に移行。「婦宝当帰膠」のみで漢方を続ける。

2回目の体外受精で妊娠。「婦宝当帰膠」を服用中。
3)37歳
1年弱自然妊娠希望。病院での検査異常なし。仕事が忙しい。
イライラしやすい

逍遥丸」「婦宝当帰膠」を服用。

冠元顆粒」も加えていく。イライラはだいぶ改善。

約1年経過後周期療法。ご主人もこのころから「瀉火補腎丸」等を服用。

約8か月後判定陽性(人工授精)。
4)32歳 (初回来店時29歳)
生理不順。生理前のイライラ、暑がり。

瀉火補腎丸」「逍遥丸」などを服用し、イライラが減少。

約1年後、高プロラクチン血症が分かり、カバサールを服用。

その後生理は順調になり、ご主人も漢方を服用開始。

奥様は2週間ごとに、周期療法の考えも取り入れて漢方薬を微調整しながら服用。

約2年後、自然妊娠。
5)42歳 第1子3歳。
第1子も漢方を服用して授かる。40歳となり授乳も終えたため、漢方の服用を始める。

婦宝当帰膠」を中心に「二至丹」も。

約1年後体外受精に。その前後で周期療法で漢方服用。「婦宝当帰膠」は継続。

2回目の体外受精で判定陽性。
今回は今年授かった方のうち、かなり長い間お店に通っていた頂いた方を中心にご紹介させて頂きました。どの方も本当に根気よく漢方を服用頂き、良い結果につながりました。皆それぞれの生活環境があり、笑いあり涙ありでお話をたくさんさせて頂いたので私個人的にも非常に感慨深いです。
皆様まだ出産されておらず、まだもう少し安心は出来ませんが、きっと元気で健やかな赤ちゃんが誕生するかと思います。その日を私も待ち遠しく思っています。