2024/05/03
本日配信しましたよろず漢方薬局メールマガジン第80号です。よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第80号 2010/3/3)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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今日はひな祭りですね!「ひな祭り」という言葉を聞くだけで「春だなあ」
と感じるのは私だけでしょうか。女性、男性問わず、明るく華やかな春気分
でひな祭りを楽しみたいものですね。
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○第80号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★あがり症★
あがり症の方を中医学の理論で考えた場合、「血虚」や「陰虚」体質である
ことがほとんどです。また五臓でいえば「心」の状態が崩れている方もいら
っしゃるでしょう。
もう少し詳しく説明しますと、「心」には「神」が在ると考えるのですが、
その「心」が不安定であると、言うなれば「芯」がふらついて、いざという
時におどおどしてしまう、と捉えるのです。
また、この「心」には「血」が充実していることが大事であり、「血」不足
はその機能を妨げてしまいます。また「心」と「腎」の関係で、「腎陰」の
不足している状態は「心」にその影響が及び、抑えがきかなくなり、その結
果”あがってしまう”ことになると考えます。これが「血虚」「陰虚」体質
の方にあがり症が多い理由です。
少し難しい話を簡潔に述べたので分かりにくい面もあると思いますが、要す
るに体のバランスが整えばあがり症を克服する可能性があるということです。
ぜひあがり症で困っているという方は、あなたに合った漢方薬をみつけて試
してみて下さいね。
…次号は「人の話を聞けない」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”甘草(かんぞう)”のお話
今回は生薬”甘草(かんぞう)”のお話です。何となく名前を聞いたことが
ある方もいらっしゃると思うのですが、様々な食品に甘味料として配合され
ている生薬です。その名の通り甘い薬なので、使用しやすいのでしょう。
“甘草”も「補気」作用を持ちますが、それほど強い効果を発揮するタイプ
ではなく、多くの場合他の生薬と一緒に使われ、その補佐役に回ります。そ
して”甘草”の最大の特徴が「調和」と言われる、処方の中で生薬同士がケ
ンカしないように仲介役を務める作用を持つことなのです。
よって”甘草”は非常に多くの処方に微量ずつ含まれています。なお”甘草”
は多く摂取すると副作用があることが知られているため、あまりに多種の漢
方薬を併用する場合にはその摂取量に注意を払う必要があります。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
●映画「おとうと」のペア鑑賞券プレゼント結果●
先週の第79号のメルマガでプレゼント募集しました、映画「おとうと」の
ペア鑑賞券は厳正な抽選の上、「M」様が当選となりました!
おめでとうございます!!
ぜひ映画を楽しんできて下さいね!
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「卵巣のう腫と不妊の関係」
http://yorozukanpo.com/contents/funin/item000569.php
★ブログ
「逆上がり」
「双子の赤ちゃん」
「春一番」
「熱海の梅園」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
バンクーバーオリンピックが終わりましたね。終わってみればやはりフィギ
アスケートが一番盛り上がった気がします。男女とも金メダルを取れなくて
残念でしたが、採点競技は見ている人に感動を与えることがもっとも大切な
ことではないでしょうか。緊張の中、素晴らしい演技を見せてくれた選手に
心から拍手です。
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