2024/04/19
今週配信しましたメールマガジンです。よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第14号 2008/11/19)
=研究職から漢方の道に入った薬剤師からのお便り=
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今週は寒波が来るそうです。気温の差が大きいと体調も崩しやすくなります
ので、どうぞご注意ください。
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○第14号目次
[研究職から漢方の道へ入った、とっても珍しい薬剤師のお話]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
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[研究職から漢方の道へ入った、とっても珍しい薬剤師のお話]
前号までのあらすじ…
このまま研究職を続けて良いのか悩み始めた私のところに、父急病の連絡。
人工呼吸器をつけて1日経たないうちに、ついにその時が訪れます。
≪以下本文です≫
しばらくすると部屋は異様な雰囲気となりました。家族は言葉を発すること
が出来ず、看護婦さんが心臓マッサージを続け、父の名前を呼び続けます。
私たちはモニターを見ているしかないのですが、脈があるのか良く分かりま
せんでした。時おり波形が動いたり反応があって家族が「あっ」と声をあげ
たりするのですが、看護婦さんが処置を続けていたので、心臓は止まってい
たのでしょう。
突然のことであったため先生も待機しておらず、看護婦さんが呼び出しをし
ていました。15分ほどだったでしょうか、ものすごく長く感じましたが、先
生がやって来て瞳孔などを確認します。その間も看護婦さんはマッサージを
続けていましたが、途中で肋骨が折れ、「もういい」という雰囲気となりま
した。そして母が「もう結構です」と伝え、ようやく父の死が告げられまし
た。
その瞬間、私は一滴だけ涙をこぼしたように記憶しています。
覚悟はしていたものの、結局何も話せず、死がどこで訪れたのかもよく分か
らない恰好になりました。テレビなどの死とは違い、本当はこういうものだ
と理解していても、もう少ししっかりと別れをしたかったという気持ちが残
ったのです。
…次号に続きます
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[ミニ中医学知識]…”陰陽説”のお話
中医学の基本概念として「陰陽説」という哲学があります。この陰陽説をも
とに様々な漢方の理論が組み立てられています。
“陰陽説”は世界の物事を”陰”と”陽”の二極に考える哲学ですが、確か
にこの理論、「なるほど」と思うことが多いのです。「男と女」も「天と地」
も「太陽と月」も全部「陰陽」で説明します。そして「夏と冬」もまた陰陽。
これからは冬、すなわち「陰」の季節に入りますので、身体を労わり無理な
く穏やかに過ごすことが肝要です。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
2009年度のカレンダーを差し上げています。中医学の知識がたくさん書かれ
た、とても役に立つカレンダーですよ!薬膳料理のレシピも載っていて、台
所に貼るのにちょうど良いと思います。ぜひお気軽にお申し付けくださいね。
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[編集後記]
富士山が毎日キレイに見えるようになってきました。開店した当初は、夏だ
ったので、なかなか眺めることが出来ませんでしたが、今ではお店でパソコ
ンを触りながらも外を見れば富士山の雄姿を拝めます。早くも秋が終わり、
冬が近づいているのを実感します。
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