2024/04/19
今月号のチャイナビューが届きました。
177号になります。
今月の中国探訪は「青海省西寧」です。
前回に引き続き、冬虫夏草の産地ですね。
青海省はチベット高原の北側に位置します。
と言ってもなかなか理解しにくいかもしれませんが、ヒマラヤ山脈の北東となり、標高3000メートル以上の高地に平原があります。
冬虫夏草の菌が寄生する、コウモリガの幼虫は3500メートル以上の高地にしか生息しないとされますから、青海省はその条件にあった場所なのです。
記事では、最近になって冬虫夏草の人気が高まり、採取者が増え、草地が荒れ始めたと書かれています。
広大な場所の管理は難しいのかもしれませんが、動物の保護と同じように、何らかの規制は必要なのかもしれませんね。
また、別府先生のコラムは「だるさ・疲れやすさ」について。
西洋医学的な観点からの内容が多くなっていますが、中医学的な疲労の考え方についても分かりやすく分類されています。
仕事をしている日本人の60%が疲労を感じているとか。
運動や睡眠不足での一時的な疲労は仕方がない面もありますが、慢性疲労の場合は身体のケアをしたいものですね。
最後に「漢方の知恵袋」のコーナーは、「秋の養生」について。
まだまだ残暑が厳しいですが、秋はもうすぐ目の前です。
そろそろ秋向けの対策を始めましょう。