2024/04/19
本日配信しました、よろず漢方薬局メールマガジン第39号です。よろしければご覧ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン(第39号 2009/5/20)
=症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ=
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新型インフルエンザの感染が拡大しています。報道を聞く限り、現在のとこ
ろ過度に心配する必要は全くないように思います。しかし、私としては一度
落ち着いてからの今年の冬が心配に感じます。漢方での備えもご一考下さい。
なお中国では生薬の「板藍根」を買い求める方が増えているようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090516-00000015-scn-cn
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○第39号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★口内炎が出来やすい★
口内炎は非常に不愉快な症状です。それがすぐさま生命に影響する訳ではあ
りませんが、”生活の質”を著しく低下させます。「食」は人間にとって欠
かすことの出来ない存在であり、美味しい食事を楽しむことは、人生の”幸
せ”の一つであるとも言えるでしょう。その”幸せ”を奪い去る口内炎は、
日常生活上、非常に大きなストレスになります。
しかも口内炎は繰り返しやすく、年中悩まされているという方も多いようで
す。医学的には口内炎の大部分が、細菌やウイルス感染によるものとされま
すが発生過程など不明な部分も多く、対処が厄介な病気の一つと言えるでし
ょう。
一般的にはイソジンなどの消毒液やケナログという軟膏での治療となります
が、発生場所によっては薬が付けにくかったり、効かないケースも多々ある
ようです。
なお同じ場所の口内炎が長期間治らない場合などは、単純な病気でない可能
性もあり、専門機関での診察が必要です。
口内炎は基本的に免疫が落ちた時に発生する病気であり、漢方的に見れば何
らかのバランスの乱れを示唆しています。そして、そのバランスの乱れを正
すことによって、口内炎の出来にくい体作りにつながっていくのです。
口内炎が出来るたびに、軟膏で対処していても根本解決にはなりません。体
質改善を目指しましょう。
…次号は「口内炎が出来やすい」体質の漢方的診立てと対処法をお届けしま
す。
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[ミニ中医学知識]…”寒邪”のお話
今回は体に影響を及ぼす「邪気」の一つ「寒邪(かんじゃ)」についてのお
話です。
「寒邪」は「寒」の性質を持つ「邪気」です。「寒邪」の特徴としては、
●冷やす
●流れを停滞させる
●収縮させる
などがあります。
単純に「寒い」と体がどのようになるかをイメージすると、その性質がつか
みやすいでしょう。体が冷え、血行が悪くなり、体が縮むような感覚になる
と考えるのが普通ではないでしょうか。まさに「寒邪」はその性質を持って
いるのです。
よって「寒邪」に体が侵されると、「寒け」の他、「こわばり」や「無汗」
「手足の冷え」などの症状が現れます。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
6月1日より改正薬事法が施行されます。いろいろと問題が多い今回の改正で
すが、今後適切な整備がされていくものと期待しています。
なお、よろず漢方薬局では、原則として今までと大きな変更はなく運営を行
っていきますので、ご心配なきよう、よろしくお願い申し上げます。
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「おもらし」
http://yorozukanpo.com/contents/kodomo/item000274.php
「ごはん大好き!」
http://www.yorozukanpo.com/contents/seikatsu/item000279.php
★ブログ
「ヒップホップ」
「新型インフルエンザに漢方」
「取扱商品」
「ドリカム」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
「お知らせ」のコーナーでも書きましたが、来月より改正薬事法が施行され
ます。インターネット販売には何かしら規制を設けるべきだとは思いますが、
一律に郵送まで禁止してしまうのは乱暴に感じます。
私も反対の署名を行いましたが、困る患者さんが多いことは間違いないため、
泣き寝入りせず、皆で声を上げていくことが大切に思います。
なお、現状の薬事法は、西洋医学をベースに作られており、漢方薬に運用す
ることは、難しい面も多々あるのが現状です。いつの日か抜本的に改正され
ることを期待しています。
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