2024/04/19
本日配信しました「よろず漢方薬局メールマガジン第88号」です。よろしければご覧ください。なお一部メルマガ読者限定プレゼントに関する記事は伏せてあります。ご了承ください。
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よろず漢方薬局メールマガジン（第88号 2010/4/28)
＝症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ＝
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今年のスギ花粉の飛散はこのまま終息しそうですね。ひどい症状で困ってい
るという相談もあまり無く、花粉症の方にとってはほっと一息の今シーズン
だったのではないでしょうか。とはいえ最近は一年中様々な花粉が飛んでい
るようです。体を見つめ直すことはいつであっても必要ですよ。
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○第88号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★食後に異常に眠くなる★
食後に異常に眠くなる方は、「脾気虚」である可能性が高いとされます。
「脾気虚」とは「脾」すなわち胃腸機能の「気＝エネルギー」が足りない状
態を言います。簡単にいえば胃腸の働きが悪いということですね。
この「脾気虚」体質は、生まれ持ったものであるケースも多く、一般的には
疲れやすい、食べ過ぎで下痢をするなどの症状を訴える傾向があります。
この体質の方は、胃腸のキャパシティーが限られているため、食べ物の消化
吸収がなかなか進みません。よって、少量ずつ食べる必要があります。
しかし「脾気虚」の方が普通の人と同じぐらいの量を食べると、体は胃腸に
「気」を持っていかれて、体を動かすエネルギーの余裕が無くなり眠くなっ
てしまうのです。
よって対策は胃腸のキャパシティーを上げるためのお薬を服用することにな
ります。「六君子湯（りっくんしとう）」や「補中益気湯（ほちゅうえっき
とう）」などが代表処方です。
「脾気虚」の方に限らず、食後に非常に眠くなったら食べ過ぎた、と考えて
下さい。これは胃腸に負担がかかっていることを示しています。そうならな
いように食べ過ぎには注意することが一番です。
…次号は「血管が浮き出ている（静脈瘤）」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…”枸杞”のお話
今回は生薬”枸杞（くこ）”のお話です。”枸杞”は赤く可愛いらしい実で
あるため、中華料理にも良く使われています。特に杏仁豆腐の彩りに使用さ
れることが多いので、目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでし
ょうか。
“枸杞”は「滋陰」効果を持つ生薬です。すなわち体に潤いをもたらす働き
があると考えらています。また、特に”目”に働くため、ドライアイはもち
ろん、疲れ目、視力低下などの際にも使用されます。
“枸杞”が含まれている処方としては「杞菊地黄丸」があり、目の疾患には
定評があります。また甘酸っぱく飲みやすいため、「枸杞」単独の「枸杞ジ
ュース」も発売されています。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「方位・方角の話」
http://yorozukanpo.com/contents/seikatsu/item000617.php
★ブログ
「初のロミロミ体験」
「お手玉」
「沼津港びゅうおからの眺め」
「チャイナビュー137号」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
高速道路料金の改革案が迷走しているようですね。確かに無料化と言ってお
きながら値上げする区間があるのは、話が逆行しています。
しかし無料化は考え直した方が良いという民意が多数という話もあったこと
ですし、最初の政府案は妥当のような気もするのですが…
政治だけでなく世論も迷走している感じがしてなりません。
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