こころ

最近何かと話題の朝日新聞ですが、私は毎日変わりなく読んでいます。
今回の問題に限らず、ネットほどではなくとも、新聞の内容も不確かな情報、間違った論理は多いと思っています。
それを自分でどう噛み砕いて処理していくかが問題ではないでしょうか。
確かにその「姿勢」が疑われるようなこともありましたが、私はこれからも大切に朝日新聞を読んでいこうと思います。

さてその朝日新聞で、夏目漱石の「こころ」が100年ぶりに連載されました。
「こころ」は高校生の頃に国語の授業で一部を読みました。
「向上心のないものはバカだ」というセリフが今でも脳裏に焼きついていますが、通しては読んでいないように思います。
全編読んでみた感想としては、次の展開が気になって…という部分は少なく、現代の小説とは違うなと感じました。
そういう意味ではあまり面白くないのですよね。
とはいえ、文章が読みにくい面もありながら巧みであり、内容も深いことは間違いありません。
人生、恋愛について考えさせられる話ではありますが、「考えすぎ」は良くないよなあ、と単純な私は思ってしまいます。

そして10月からは「三四郎」が始まりました。
こちらは読みやすそうなので、また違った楽しみ方が出来ることを期待しています。