2024/04/19
今日の新聞で、不妊の体外受精を行った世界で最初の医師にノーベル賞の授与が決まったとの記事が出ていました。
体外受精の技術は確かに多くの不妊の患者さんに福音をもたらしましたので、受賞には納得です。
そして最初は採卵や培養方法など試行錯誤だったと思われますので苦労がしのばれます。
ただし、発想自体はそれほど驚くものではない気がします。
倫理的な問題などで多くの反対もあったのでしょうが、その声に負けずに意思を貫き通したことが賞に値するのかもしれませんね。
現在の日本では、出生時の50人に一人の割合が体外受精で授かった子供とされます。
しかし、まだ体外受精に対しての抵抗感がある人も少なくないと思います。
やはり自然な形での妊娠が一番良いのは間違いないですよね。
とはいえ今回のノーベル賞の受賞は、体外受精は単なる医療手段の一つに過ぎないという世界的な価値観を感じさせます。
おそらく日本以外の国では、何のためらいもなく体外受精をする人が多いのでしょうね。