オートファジー

今年のノーベル賞の発表が終わりましたが、大隅教授の医学生理学賞の受賞はとても嬉しい話題でした。
恥ずかしい話ですが、私はオートファジーという言葉自体をよく知りませんでした。
大隅教授がオートファジーの仕組み解明し発表したのが、1988年とのことですから、私が大学に入る2年前。
まだ最先端の考え方で、研究室でもオートファジーに注目する先生がいらっしゃらなかったのかもしれません。
（もし授業等で出ていたのに、私自身の問題で記憶にないということであれば、全く面目ないのですが…）

逆に言えば、私が学生時代の頃の研究が、今ノーベル賞受賞となったという点で感慨深いものがあります。
私の大学時代は、今よりも基礎研究に対しての理解が深かった気がします。
私自身も、より人の役に立っていることが実感できる仕事を求めて、今の漢方薬局の仕事に行きついたので、現状のすぐに結果を求める風潮を批判することなど到底できないのですが…
それでも基礎研究で、様々な自然現象、生体の仕組みなどを理解していくことは、いつか何かの役に立つと、個人的には考えます。
何にせよ、分からないことを解明するって面白いですしね。
画期的な発見を期待したいものです。