2024/04/19
昨日の夜は二つのWEB勉強会に参加しました。
最初は三島中医学勉強会の講義。
今回は温熱病を三焦弁証という方法で判断する、という内容でした。
三焦は、六腑の一つなのですが、明確な場所を示すわけでは無いため、私が学生の頃は定義があいまいと習った記憶があります。
しかし、中医学では上焦、中焦、下焦の3つを合わせて三焦とし、気や津液の通り道と考えます。
そして温病では、上焦から下焦に進むにつれて、病気の状況が深刻化するとされます。
少し難しい話をしてしまいましたが、胃腸カゼのような時は、軽症のうちに対応するのが肝心、ということです。
相変わらず菅沼栄先生の講義は勉強になります。
そのあとは日本中医薬研究会の健康長寿育成プロジェクトに参加しました。
今回の講義は「脾」について。
「脾」は消化吸収を担う機関とされます。
この「脾」を良い状態に保つことが健康長寿のポイントです。
講義ではいろいろと格言も出てきましたが、「病は口から」という言葉は印象に残りました。
「口から食べた食事によって病が形成される」という意味でしょう。
ある意味、食事を消化吸収する胃腸（脾）が発病のカギを握っているとも考えられそうです。
ということで、昨日は充実した夜となりましたが、ちょっと疲れた一日でした。
