2024/04/19
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よろず漢方薬局メールマガジン（第228号 2013/2/13)
＝症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ＝
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あっという間に2月も中旬。少しずつ陽も長くなってきて、春が段々と近づ
いてきていることを実感する今日この頃ですよね。
暖かくなる春は心地よい季節ですが、体調を崩しやすい時期でもあります。
毎年春になると調子が悪いという方は、今から対策を考えてみましょう。
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○第228号目次
[症漢論【症状から漢方を論じる】のススメ]
[ミニ中医学知識]
[よろず漢方薬局からのお知らせ]
[よろず漢方HP更新情報]
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[症漢論【症状から漢方を考える】のススメ]
★気持ち悪くなりやすい★
気持ち悪くなりやすい原因の一つ目は「痰湿」の存在です。「痰湿」とは余
分な水分のこと。この「痰湿」によって、”詰まり”を生じやすくなるため、
ちょっとしたきっかけ（ストレスや食べ物、天候など）で、モノが通らなく
なり、つかえによって気持ち悪くなってしまう可能性が考えられます。
もう一つの原因として考えられるのが「気逆」と呼ばれる状態。体を流れる
エネルギーである「気」は一定方向にスムーズに流れる性質を持ちますが、
何らかの理由で逆方向に動いてしまうケースがあります。
要するに、食べ物や空気は上から下に流れていきますが、これが逆流すると
気持ち悪さになるのです。
よって、「痰湿」や「気逆」体質の改善により、気持ち悪くなりやすい状態
から脱することが可能と考えます。具体的には「半夏厚朴湯（はんげこうぼ
くとう）」などの漢方薬が良く使われますが、体質に応じて服用薬を検討し
ましょう。
…次号は「肛門が痒い」症状について説明をいたします。
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[ミニ中医学知識]…中医薬用語解説”往来寒熱（おうらいかんねつ）”
「往来寒熱」は「寒熱往来」とも言われ、冷えと熱が行ったり来たりする状
態を指す用語です。風邪がこじれたときに起こることの多い症状で、熱が上
がったり下がったり繰り返します。
これは陰陽のバランスがふらふらしているために起こる現象であり、正気と
邪気がせめぎ合っている状態とも言えます。和解剤と呼ばれる「小柴胡湯
しょうさいことう）」などの処方が適します。
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[よろず漢方薬局よりお知らせ]
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[よろず漢方HP更新情報]
★コラム
「はちみつの力」
http://yorozukanpo.com/contents/seikatsu/item001467.php
★ブログ
「蓼科のスキー場」
「低体温を改善」
「春節のお祝い」
「よろずだより第54号」
http://yorozukanpo.com/yorozudayori/archives.html
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[編集後記]
私は今年厄年です。去年は前厄でしたから、立春明けて、いよいよ本厄とな
ります。とりわけ厄年を意識しているわけではありませんが、中医学でも40
歳は男子の節目とされますから、健康には十分気を付けて過ごしたいと思っ
ています。
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