笑顔が一番-よろず漢方薬局のきままなブログ

静岡県裾野市(三島市、長泉町、御殿場)よろず漢方薬局から様々な話題をお届けします

論文とは…

time 2014/04/18

STAP細胞に関する論文の不備について話題となっています。
メディアも「STAP細胞があるのかないのか」という点に注目しているようですが、「検証には時間がかかる」との言葉通りだと思います。
白黒はっきり付けることは科学、医学の世界ではとても難しいという点が理解されていないような気がしてなりません。

今回論文が掲載されたネイチャーは、学者であればその掲載を夢見るほどすごい研究雑誌です。
そのネイチャーが1年以上かけて検討してきた論文なのですから、「このような現象があった」という根本自体はまず間違いないことなのでしょうし、その現象を説明する作業を科学界は行ってください、という投げかけでもあったように感じます。
確かにいろいろ不備はあったのでしょうが、その重大な発見を検証し生かしていく時間をロスするような騒ぎはするべきではないように思うのです。
また検証後にたとえSTAPの解釈が間違っていたと証明されても、それはそれで科学界にはマイナスではないように考えます。

そもそも論文で後々分かるようなウソを書いて、小保方さんはなんの得があるのでしょう。
形式上の問題であるならば、ミスを反省しながらも、粛々と訂正を行っていけばそれでよいように思います。

地動説の例を挙げるまでもなく、常識を覆す突拍子もないような発見は常に批判されるものなのかもしれません。
とにもかくにも学問的に研究が前に進むことを期待しますが、焦らずに2,3年後を待ちたいですね。

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