静岡中医薬研究会定例会皮膚病と補腎

日曜日に静岡中医薬研究会の定例会に参加しました。
今回のテーマは「皮膚病と補腎」。
皮膚は炎症疾患と考えて対策を取ることが普通です。
また、対応する臓は「肺」であるため、「腎」が注目されることは多くありません。
しかし、今回は最近の中国での論文を元に、皮膚病と「腎」の関係の講義をして頂きました。

「腎」は生命力と関係する臓であり、いわばヒトが生きていくうえでの根幹を成すものです。
この「腎」が弱っている場合には、直接的でなくとも、皮膚に影響を及ぼすことは多いと考えます。
もっと言えば、皮膚病を根本的に治すためには「腎」を補い、強くすることが欠かせないとも言えそうです。
少し異なる観点からの考えを学び、また一つ勉強になった一日でした。

ちなみに「腎」を弱らせる原因は、過労や性生活過多が有名なのですが、現代ではパソコンやスマホの使い過ぎがもっとも「腎」を弱くしているのではないか、という話があり、同感でした。
気をつけないとですね。