意外と今の時期に良く使う漢方薬

一時期より暑さが落ち着いたとはいえ、これから夏本番の時期になっていきますね。

どうしてもクーラーが入っている場所にいる機会が多くなりますし、寝苦しい日は家でクーラーをつけっぱなしにして寝るということもあるでしょう。

そのような環境が影響してか、この時期に多い症状の一つが「ノドのイガイガ」です。
クーラーだけでなく扇風機でも風にあたる機会が多く、のどの粘膜には負担がかかっているのでしょう。

そのようなときに役立つ漢方薬が「天津感冒片」。
「天津感冒片」は風邪薬なので、どちらかというと冬場に良く使用されるのですが、この薬は「冷ます」力に優れています。

暑い時期には「風」の邪とともに「熱」の邪も入りやすいので、「風熱邪」を追い払う「天津感冒片」がピッタリの症状が多いのです。「ノドのイガイガ」を見事に追い払ってくれますよ。

もちろん同じような作用を持つ「板藍茶」や「板藍のど飴」も良いでしょう。
これらの漢方薬を、この夏は上手に使ってみてくださいね。