2024/04/19
花粉症のシーズンが始まりました。
今年は飛散量が多い傾向があり、昨年は大丈夫だったという方も、相談に見えています。
花粉症に用いる漢方薬はいくつかありますが、もっとも有名な処方が「小青竜湯」。
冷えタイプの花粉症、すなわち透明な鼻水がダラダラと出て、くしゃみを連発、しかしノドや目のかゆみは無い、という症状にはピッタリです。
一方で、目のかゆみが強く、ノドが痛んだり痒くなり、鼻づまりがつらいという場合は、熱タイプの花粉症の可能性が高くなり、このような時は「銀翹解毒散」や「越婢加朮湯」の方が有効です。
また、粘膜が弱く、疲れが強いというタイプの方は「衛益顆粒」などの免疫力強化のお薬が合う場合もあります。
これらも一例で、冷えと熱が混在するケースもありますので、その見極めが大切となります。
市販薬や病院の薬が合わない、眠くなる、子どもに飲ませるのは不安、という場合などは、専門家に相談をしたうえで、漢方薬の服用をご検討くださいね。