三島中医学勉強会で皮膚潰瘍についての勉強

昨日の夜、ツムラさん主催の三島中医学勉強会に行ってきました。
菅沼栄先生の貴重な講義が聴けるということもあるのでしょう、今回も20人ほどの先生で埋まっていました。

今回のテーマは皮膚潰瘍について。
かなり珍しいテーマです。
皮膚病でも、潰瘍の場合は感染症が多く、この場合は皮膚科の対応になると思われ、漢方はアトピーや乾癬、じんましんなど、皮膚科の治療で根本解決が難しい症状が相談の主になっています。
とはいえ、昨今は糖尿病や膠原病などが原因で皮膚潰瘍が生じるケースも増えているようです。

ということで今回の講義になったのですが、私自身皮膚潰瘍の相談経験はほとんどないこともあり、新鮮な内容も多く、勉強になりました。
潰瘍というと深刻ですが、ニキビや吹き出物も潰瘍の一つと考えられないことはありません。
よって対処としては、似ている面もありますが、「寒」や「虚」が原因のケースは潰瘍ならではと思われ、考えを新たにした次第です。